新参にわかの戯言です

どうやらGPロンドンのトップ8にアブザンが5人、搭載歩行機械入りのが4人いたようで。緑白大変異にもメインサイド2ずつ採用されてたようでトップ8に20枚。
ここまで蔓延ると十分に環境を定義付けるカードと言っても良いのではないでしょうか。
そして5人のアブザンの内、従来アブザンアグロと呼ばれてきたものを使っていたのが4人。赤単に対して不利である(私見)と言われている中どうして使われているのでしょうか?

公式カバレッジ
http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gplon15

1、メタゲーム的に強かった?
残念ながら1日目での全体のデッキ分布は見つからなかったのですが、2日目進出デッキは、上位からアブザンコントロールが18%、赤単、アブザンハンガー、ジェスカイが10%前後と続き、緑白大変異と緑赤信心が7%と続いた後は3%以下が続きます。
アブザンアグロ視点では、この中では赤単、赤緑信心に対して不利が付く以外はだいたい有利~五分位になるでしょうか?
サイドボードから対信心系統最終兵器の悲劇的な傲慢が入ってくることにより、サイドボード後は信心デッキに対しても相性差をカバーできます。
また、メインから違和感なく採用可能なドロモカの命令が、1週前のGPサンディエゴで優勝した赤青LO、準優勝のアブザン星座に対してかなり有効に働くので1日目は割りと楽だったかもしれません。メタゲームの回転具合がよくわかります。
そして、搭載歩行機械は赤単に対しての不利を緩和する材料になり得ます。
今までのアブザンアグロでは、搭載歩行機械の枠はラクシャーサの死与えが採用されていました。完全にX=1で運用するものだと思っていいでしょう。
これまでのアブザンアグロだと、ラクシャーサの死与えでは赤単の乱撃斬や灼熱の血の唯一の的となってしまいました。タフ2が一種のラインとなっています。
対して搭載歩行機械は出された後、すぐ除去されたとしてもブロッカーにトークンを回すことができ、万一1ターンでも生き残れば大抵のクリーチャーと相打ちが取れる2/2かつ死亡時トークンを2体残すバケモノの誕生です。また、赤単相手に腐りやすいアブザンの魔除けもカウンターを乗せて効果的な運用が可能です。トークンをばら撒いた後にソリンで+してぶん殴れば勝ちでしょう。
搭載歩行機械に対する火力をドロモカの命令で軽減しつつカウンターを載せるなんて動きも悪くありません。
そういう視点から見れば、搭載歩行機械はアブザンアグロにかなり強いシナジーがあり、2マナ域の選択肢として悪くないものでしょう。
ソリン、導師アジャニ、アナフェンザと相性の良いカードが満載です。

2、搭載歩行機械は環境を定義するか?
初日全勝デッキがアブザンアグロ(搭載歩行機械入り)3人、アブザン大変異(搭載歩行機械入り)1人、赤緑信心、赤緑ドラゴン。

搭載歩行機械への解答として挙げられるのは以下くらいでしょう。
・追放
・バウンス
・トークンを出させた後に一掃する
・無視して空からorトランプルで殴る
・カウンター貯まる前に押しつぶす

初日全勝デッキはこれらを容易に成し遂げます。
アブザンはアブザンの魔除けと先頭に立つもの、アナフェンザによる追放、包囲サイによるトランプルの打撃、風番いのロックによる空からの強襲。
赤緑信心はカウンターを貯めさせないほど早期に対応を迫る大型クリーチャー、出てきたトークンを流せるポルクラノスと、トランプル持ちで空からでも殴れる龍王アタルカ。
赤緑ドラゴンは相手が自分で壊さない限り、空から殴るのに苦労はしないでしょう。ばらまかれてもドラゴンをブロッカーとしても運用できますし、メイン採用のマグマのしぶきがカウンター溜まり始めに撃てれば処理可能です。

つまり、搭載歩行機械への解答を持てるデッキが勝っていると見て間違いないでしょう。もちろん偶然かもしれませんが、一考にの価値がある判断材料だと思います。


ここまで書いておいて飽きた負けたら恥ずかしいので、明日アブザンアグロ使って勝ったら続き書きます。

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