次スタンどうしよう

2016年7月20日 Magic: The Gathering

次スタンのデッキ案はあるけどどれ使うかがなかなか決まらない。

キーポイントになりそうなもの
・《呪文捕らえ/Spell Queller(EMN)》
青白スピリットやバントカンパニーなどの青白系のデッキに何枚か投入されるのが予想される。
全体除去である《衰滅/Languish(ORI)》をキャッチされつつクロックを追加するのは強いのではないか。（衰滅をキャッチして相手のインスタント除去が相対的に強化される結果になるため、必ずしも正しいかは別として）
単純に除去をキャッチしてもいいし、黒系のコントロールデッキには少々逆風か。《光輝の炎/Radiant Flames(BFZ)》や《苦い真理/Painful Truths(BFZ)》に対しては実質的な打ち消しとして機能する。
→《難題の予見者/Thought-Knot Seer(OGW)》や《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MMA)》が強いのは相手の有用なスペルをデッキトップと交換するからでは？相手のスペルを相手の想定通りのタイミングでキャストするのを防ぐというのはどの程度強いのか？

・《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade(EMN)》
4マナ4/3に能力いっぱい。
悪残を知らない世代なんでそことの比較はできないんですけど、今の2マナ除去がほとんどヒットする上にインスタントタイミングで出てくるわけでもないので、アタックするまでにソーサリー除去を入れる猶予があるおかげで《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn(SOI)》ほど環境を定義するクリーチャーにはならないと思います。
今の白4マナなら《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》のほうが優先されるでしょう。構築段階で特別意識する必要はないクリーチャーだと思います。

・《膨らんだ意識曲げ/Distended Mindbender(EMN)》
現出その1。
かなり面倒なクリーチャーです。5/5のボディを確実に対処できるカードを3マナ以下、もしくは4マナ以上で2枚持っておくことを強制されます。
先行4ターン目に唱えるだけでかなりの有利を掴めるので、環境最初のSCGやBMOで結果を出してしまえば暴騰の可能性あり。相手の《膨らんだ意識曲げ/Distended Mindbender(EMN)》と除去を引っこ抜いて5/5が残るとか悪夢か何か？
ハンデスはキャスト誘発なので誘発スタックで除去もできません。アバーッ！

・《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend(EMN)》
現出その2。
終了時相手クリーチャーフルタップからゲームを終わらせに行けるカード。
アップキープ相手のマナタップでもいいし、瞬速持ち故に相手の除去に合わせて現出コスト払ってマウント取りに行ってもいい。
現出で出す場合7マナと軽めなので青くて殴るデッキなら結構どんなデッキにも入ると思います。常に頭の片隅に入れながらプレイングする必要がありそう。

・《州民を滅ぼすもの/Decimator of the Provinces(EMN)》
現出その3。
トークンをばらまいてる場で出しただけで強い、普通に膠着してる場で出して無理やり何点かねじ込みに行くと結構いろんなことができるやつです。
突然の打点上昇に対応できるデッキ作りを要求されそう。横並びするデッキに対して構築段階で不利にはならないようにする工夫が必要そうです。

・《偏った幸運/Fortune’s Favor(EMN)》
青系コントロール復活なるか？
《時を越えた探索/Dig Through Time(KTK)》を失ってから今までまともなドロースペルがほとんどなかった青にようやく手札補充カードが来ました。4マナインスタントでアドを取りに行くカードとして十分なスペックはあるように感じます。
SOI以降、青系コントロールは逆境に立たされておりサイドボードに対策をあまり取っていなかったところはありましたが、これのおかげでまた枠を確保しなければいけなくなりそうです。

・《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher(EMN)》
スペックとしては申し分ないものの、既存のバントカラーのデッキにこれに割く枠はあるのか。個人的にはDTK-ORIが落ちてから活躍するカードだと思ってます。

・《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow(EMN)》
最近注目が集まってるこのカードですが、個人的に評価は低いです。
確かに昂揚が達成されれば盤面に6/11相当のクリーチャーが並ぶのですが、昂揚を5ターン目に達成できるかどうかと言われると怪しいところ。5ターン目に昂揚達成して唱えられれば強い、だけれどもっと遅いタイミングでこれほど防御向きなカードを唱えたところでかなり怪しいスペックになると思っています。昂揚しなければゴミだし。
そもそもそんな簡単に昂揚するなら《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon(SOI)》はもっと評価されてるんだよなあ…
下の能力がドレインだったら防御向きデッキでもワンチャンあったと思います。

・《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope(EMN)》
強いで。
クリーチャーを主体とした黒混じりのミッドレンジデッキには文句なく採用されるスペック。クリーチャー同士の殴り合いを一方的なものにする上に、長引いた時のリソース確保としてかなり有用。
奥義も少し時間はかかるけれど、ほぼ確実に勝利できる能力なので相手は殴らざるを得ない…しかし+1能力の弱体化でアドバンテージを失ってしまうアタックを強制されるというシチュエーションが多く発生しそうです。PW除去の価値が上がりそう。《英雄の破滅/Hero’s Downfall(THS)》帰ってこーい

このへん意識しながらデッキ組まなきゃいけないと思います。個人的にはBG系の現出ギミックを組み込んだものを試したいですね。
BMOに出る予定ですが、おそらく環境初週なので今まで通りGWトークンとバントカンパニー系統のデッキだらけでしょう。そこに有利取れるような構築じゃないとまずいですね。